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◆第3回市民フォーラム
<フォーラム開催概要> ※詳細はチラシを参照
テーマ:「バス交通税?あなたは支払えますか? 独立採算VS税金投入」
日時:平成14年2月17日(日)、13:00〜16:00
場所:金沢市文化ホール 2階 大集会室
参加者数:160人
<フォーラム関連資料>
□チラシ(PDF、1,841KB)
□発表者の紹介(PDF、96KB)
□基準情報(バス事業の現状と課題)(PDF、2,737KB)
<フォーラムの様子>
第3回目のK.CAT市民フォーラムでは、「バス交通税?支払えますか? あなたは独立採算VS税金投入」をテーマに、急激な車社会の発展とともに利用者が減少しているバス事業の今後のあり方として税金投入はせずに路線の縮小もやむを得ない「独立採算派」と、交通弱者など市民の足の確保のためであれば税金の投入もやむを得ない「税金投入派」に分かれてそれぞれの意見を発表し、ディベート形式でディスカッションを行いました。
<主な施策>
独立採算派 | 税金投入派 | |
基本的な 考え方 |
・交通機関は受益負担者での運営が原則 ・バス路線維持のための税金投入は避けるべきで、インフラ整備に止めるべき ・行政負担ありきでは経営が甘くなり、市民の税負担が増大する |
・バスは公共交通であり、公共の福祉や交通弱者対策の面から維持されるべき ・税金による運営費用の赤字補填は当然 ・やり方次第で、税金負担の増大は防げる |
バス運賃 | ・値上げは容認する | ・税金投入による維持・値下げを実施 ・乗継ぎ割引を実施 |
利便性 | ・利用の少ない路線や時間帯は運行しない ・需要の見込める路線に、サービスを集中する |
・利用が少なくとも、最低限の運行は実施 |
バス路線網 | ・不採算路線の撤退(福祉タクシー等、スペシャルトランスポート(ST)を充実) ・採算路線の拡大 |
・不採算路線の維持 ・採算路線の拡大 |
税金投入 | ・車両購入、バスロケ・バス停整備の補助など、必要最小限に抑える(現行施策) | ・車両購入、バスロケ・バス停整備の補助拡大、ふらっとバスの運行等(現行施策) ・既存路線維持に必要な赤字は補填 ・バス料金の低廉化に伴う費用は負担 |
環境性 | ・路線撤退による道路混雑はやむなし | ・環境にやさしい車両の導入 |
<結果>
・会場の参加者に対する「あなたは独立採算派か、税金投入派か?」の問は「基準情報提供後」、「ディベート討論の優劣」、「会場での意識投票」、「AHPアンケートでの二者択一式回答」、「AHP分析による判定」の計5度うかがった。 ・意識を記入した「基準情報後」、「会場投票」、「AHP回答」では、いずれも60%前後の人が税金投入派であり、AHPによる判定ではさらにこの傾向が強まり税金投入派が70%強となった。 AHPアンケートについて |
第3回市民フォーラムは、前回を上回る160人の参加者があり、とても有意義で活気あるフォーラムとなりました。
金沢の公共交通を維持する、利便性を上げていくために、今回のフォーラムがひとつのきっかけになれば幸いです。
これからも大胆かつユニークな視点で、金沢のまちづくりについて提案をしていきたいと思います。
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