金沢の都市と交通を考える会(K.CAT) | |
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◆第2回市民フォーラム
<フォーラム開催概要> ※詳細はチラシを参照
テーマ:「金沢の中心市街地を考える 〜まちからにぎわいが消えるとき〜」
日時:平成13年1月14日(日)、13:00〜16:00
場所:金沢市文化ホール 2階 大集会室
参加者数:151人
<フォーラム関連資料>
□チラシ(PDF、1,003KB)
□発表者の紹介(PDF、114KB)
□基準情報(金沢の現状と今後の動向)(PDF、2,393KB)
<フォーラムの様子>
第2回目のK.CAT市民フォーラムでは、「金沢の中心市街地を考える 〜まちからにぎわいが消えるとき〜」をテーマに、中心市街地と郊外について、居住、商業、業務等の現状を知ってもらうとともに、、これからの社会資本整備の方向性として、中心市街地と郊外のどちらに焦点をおくか考えてもらうことを目的とし、 「中心市街地活性化派」と「郊外開発推進派」の2組に分かれて、それぞれの意見を発表し、ディベート形式でディスカッションを行いました。
<主な施策>
中心市街地活性化派 | 郊外開発推進派 | |
テーマ | 「100年先にも金沢が金沢であるために」 〜400年の財産を活かしたまちづくりを目指して〜 |
「ゆとりある北陸の中枢都市を目指して」 〜20世紀の資産を21世紀に活かす〜 |
居住 | ・高層階を住居棟とする複合ビル整備 ・狭い敷地の設計費の補助 ・総合設計による一団地住宅施設の整備 ・高齢化に配慮した住宅の提供 |
・区画整理の推進により良好な居住環境を形成 |
就労 | ・職住近接した都市構造の構築 ・自動車に依存しないオフィスの整備 |
・自動車の利便性を重視したオフィス ・IT対応のオフィスの提供 ・広域(北陸三県の中心)機能を持つオフィスの新たな集積 |
商業 | ・個性ある商店の集積 ・モール化による回遊性ある空間の整備 ・手ぶらで楽しめる配送機能の充実 ・空き店舗での出店インターン |
・大型店、ロードサイド店の立地 |
娯楽 | ・商業、美術、伝統文化が複合した娯楽空間の整備 ・小規模劇場等の文化発信空間の創出 |
・ファミリー、若者対応の施設立地(映画、フィットネス、スポーツ、遊園地、商業と併設、動物園) |
学習 | ・市民大学の整備(既存大学を結ぶサロン的空間) ・全国からの人材の誘致 |
・施設の充実したゆとりある教育施設(学校、専門学校、生涯学習) ・IT化による交流の促進 |
交通 | ・公共交通による安全なアクセスの確保 ・ふらっとバスの充実 ・パーク&ライドによるアクセス強化 |
・環状道路などの道路整備 ・郊外循環バス、乗換えフリーバス ・パーク&バスライドの拡大 |
シンボル | ・複数の跡地利用を核とし、伝統文化を柱とした総合的な空間創出 ・歴史性の新たな展開を進める |
・環状道路につらなる多極型の都市構造 |
<結果>
・会場の参加者に対する「あなたは中心市街地派か、郊外開発派か」の問は「ディベート討論の優劣」、「会場での意識投票」、「AHPアンケートでの二者択一式回答」、「AHP分析による判定」の計4度うかがった。 ・意識を記入した「会場投票」と「AHP回答」では、いずれも60%強の人が中心市街地活性化派であったが、AHPによる結果判定では中心市街地活性化派が5割弱となり、意識に反して郊外開発が優れていると本心では思っている人がいることがわかる。 ・現在の中心市街地の衰退を抑えることが、当面の課題として重要であるが、それと同時に今後50年先、100年先の金沢の都市像についても考えていく必要があると思われる。 AHPアンケートについて |
第2回市民フォーラムは、前回を上回る約150人の参加者があり、とても有意義で活気あるフォーラムとなりました。
時代に応じた社会資本整備が必要になってきている中、今回のフォーラムがこれからの金沢のまちづくりの方向性を議論する1つの契機になれば幸いです。
これからも大胆かつユニークな視点で、金沢のまちづくりについて提案をしていきたいと思います。
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