金沢の都市と交通を考える会(K.CAT)

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◆第11回市民フォーラム

<フォーラム開催概要> ※詳細はチラシを参照

 テーマ:「北陸連携によるまちづくりを考える」−連接型都市圏の形成をめざして−
 日時:平成22年2月27日(土)、13:30〜16:00
 場所:アートシアターいしかわ ホール(ラブロ片町7階)
 参加者数:106人

<フォーラム関連資料>

 □チラシ(PDF、601KB)
 □フォーラムの流れ・出演者プロフィール(PDF、198KB)
 □北陸三県まちづくり活動団体へのアンケート調査結果(PDF、287KB)
 □北陸三県のまちづくり計画等からみた地域連携の現状(PDF、178KB)

 □北陸のまちづくり連携策の提案(PDF、826KB)

<フォーラムの様子>

 第11回目を迎えたK.CAT市民フォーラムでは、「北陸連携によるまちづくりを考える」をテーマに、これまでの金沢から北陸地域(福井・石川・富山の北陸3県)に視野を広げて、より議論を深めるディスカッションが開催されました。

1.まちづくり団体の活動紹介
 福井県で産学官による研究活動を行なっている「福井地域環境研究会(REF)」の会長・加藤哲男氏、富山県で産学官と連携しながら市民主体で様々なまちづくり活動を行なっている「NPO法人Nプロジェクトひと・みち・まち」の事務局長・山下久美子氏に、両団体の活動紹介をしていただきました。
2.地域連携の現状と課題の報告
 K.CATメンバーによる調査研究結果として、@北陸三県のまちづくり活動団体へのアンケート調査結果の報告、A北陸三県のまちづくり計画等からみた地域連携の現状の報告、B北陸のまちづくり連携策の提案を行いました。

 まちづくり団体に対する調査では、北陸3県のまちづくり団体の多くは他団体と連携・交流をしており、さらなる連携の必要性を感じていることが明らかとなりましたが、今後も様々な情報媒体や機会を通して、連携・交流のための意識啓発を行なっていく必要があると考えられます。
 また、まちづくり計画等の調査では、行政が策定した計画では、地域連携はあまり意識されておらず、経済団体や複合団体においては、少ないながらも目的に応じて多様なエリア設定を行い、連携を目指していることが明らかになりました。
 今回提案した福井・富山とのまちづくり連携提案の実現には、非常に多くの課題が残されており、今後、その実現に向けた取り組みを継続的に行なっていく必要があると考えられます。
3.パネルディスカッション
 これらを踏まえ、パネルディスカッションでは、「福井地域環境研究会(REF)」の会長・加藤哲男氏、「NPO法人Nプロジェクトひと・みち・まち」の事務局長・山下久美子氏をパネリストとして、「財団法人北陸経済研究所」の酒井毅氏、「国土交通省金沢河川国道事務所」所長の蓮見有敏氏にコメンテーターとして参加していただき、北陸地域のまちづくり連携の現状の評価、活動を継続する上での課題や工夫、北陸地域の連携によるまちづくり方策の実現可能性など、北陸連携の推進に向けて意見交換を行いました。
4.総括
 連携の前提としては、知り合い、情報交換・交流することから始まります。そのためには、定期的な交流の機会の仕組みづくりが一番大事と考えられます。
また、医療や観光、防災、ビジネスなど、様々な分野の連携があり、その分野に応じて、官・官、産・学、官・学、産・官・学などを組合わせて、まちづくりを考えていければよいと思います。
今後もフォーラムなどを通して、交流の機会を増やしていきたいと思います。

第11回市民フォーラムは、多くの市民の方々にご参加いただき、とても活気あるものとなりました。
今後も継続して北陸地域の連携について考えていきたいと思います。
これからのK.CATの活動にご期待ください!
平成23年10月に開催予定の「第12回市民フォーラム」にぜひご参加くださいますようお願い致します。

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